Item detail
今やヴィンテージ市場では高嶺の花となってしまった、通称「コルビュジェ・ジャケット」。
近代建築の父とまで言われたLe Corbusierは、自身が所有するものや、身に着けるものに対するこだわりの強さでも知られる。そんな彼の審美眼をもってして選ばれたレザージャケットは、自宅でくつろいだり、アトリエで作業する際にも愛用され、ボロボロになるまで着古されていたそうです。
そんな逸話で知られる仏ヴィンテージプロダクトを、AUBERGE流の解釈や昇華を目指して製作した"CORB CARF（コルブ カーフ）"。
オリジナルのコルビジェジャケットがレザーの中でも成牛（ステア）製で着色も吹き付けのラッカーと言う、質実剛健ではあるものの、実際着用する人間には決して優しくないほど硬くて重い服である為、今回はその全てを逆に作るというコンセプトで生後３ヶ月のカーフレザーをチョイス。しかも、北海道産の日本製原皮の和牛カーフレザーである。やはりカーフは肌のキメが違う。で、ありながら牛としての強さがある。キメだけで言えばシープレザーも優秀だが、ハードさの演出には少し弱い。コルビジェが起点なのであればやはりカーフのチョイスが正解でしょう。更にその表面に機能をプラスした。なんと自衛隊も発注するミルスペック防水加工を施した。表面加工ではなく黒に染革する際、同時に防水、撥水の加工を加える技法なのだ。雪国でもストレスなく着用可能なラグジュアリーと機能、軽さを併せ持つ究極のコルビュジェ・ジャケットが完成しました。
2018年に手掛けた初代CORBより若干ボックスシルエットにモディファイし、襟も本来のコルビジェ着用モデルに準じたフラットな襟にしカシミアを貼った。贅沢且つ機能性を重視し、なんと裏地もカシミヤ100%。ボディーの分量をプラスした割に、あまりにしなやかなカーフの質感のせいか大きさを感じさせない、すっきりした着用感が特徴です。オリジナルを着た時のコスプレ感に悩んでいる方も、納得頂けるはず。
BRAND : AUBERGE
SEASON : 2024AW
MATERIAL : [BODY] COW LEATHER100% [上衿/身頃裏] CASHMERE100% [袖裏] CUPRO100%
COLOR : BLACK
Item Size
-
-
サイズ (cm) 着丈 肩幅 身幅 袖丈 42 76 48 56 61 44 78 49 58 62
About “AUBERGE”
SLOWGUNデザイナー小林 学氏が、ブランド20周年を機に2018年よりスタート。
18世紀頃のフランスを起源とする、美食を堪能しながら、宿泊も可能とする宿屋=オーベルジュ。
四季折々、山海の旬の食材、土地のジビエなど、美しい風景とともに頂くフランス人好みのバカンスの楽しみ方。アイデアと経験値から生み出される食材（テキスタイル）を、手間を惜しまぬ下ごしらえ＆調理（縫製）によって思い描く『贅』を表現。
「最高の素材を卓越した技術で調理する」。そんなフレンチ・オーベルジュにインスパイアを受けた新鋭ブランドは1930〜40年代のヴィンテージを背景に、古過ぎず、新し過ぎない、心地よいプロダクトを創造。生地や縫製、各ディテールに至るまで、手間のかかるクラシカルな物作りを探求しています。
AUBERGEの商品一覧を見る