Item detail
「ポップアートの旗手」アンディー・ウォーホールは、1982年に中国を旅行しています。その当時、現地で立ち寄ったrenoma（レノマ）で購入したのは、特殊な形状のポケットがたくさんついた特殊な形状のジャケット。これを参考に製作したのが本作"ANDY（アンディ）"です。
このモデルはrenomaでも現在に至るまで作り続けられていますが、あくまでAUBERGEはその当時のオリジナルモデルにこだわって研究を重ねました。すると、ベースのジャケットの構造がフランスインドシナ戦争時代の空挺部隊用ジャケットであることが判明します。奇しくも当時のrenomaデザイナーは、AUBERGEも参考にしたVintageミリタリージャケットをベースにANDYを製作していたことが明らかとなりました。
であるならばと、23SSシーズンに好評を博したAUBERGEオリジナル空挺ジャケット"ORLEAN（オルレアン）"を元に、アンディー・ウォーホールが好んだであろうディテールを搭載しました。あえて小さめに設計したネックに対して、たっぷり余裕を持たせた身頃。このアンバランスがゆえに、ひしひしと醸し出されるモードな雰囲気こそ真骨頂でしょう。
マテリアルはデザイナー小林氏が全幅の信頼を寄せるダイワインターテック社製の最新作を採用。
本作のテーマは「AUBERGEクロスの規格をキープしつつも、春夏に軽く羽織れる生地」であり、開発したものこそ、この綿×和紙のツイルです。縦糸はギザコットン120/2で、緯糸に和紙を限界まで打ち込んでいます。その特徴として、これほどたくさんのポケットが付いていても成立するくらい、驚くほどの軽さ。
それでいて、緯糸の和紙の特徴であるコシが強く、シルエットもしっかり表現してくれます。
また、和紙といえども超撥水し、機能性に優れています。加えて、和紙は速乾性や染色性にも優れており、深い色表現が可能です。それ故にひたすら濃度を追求したブラックが完成に至りました。
「便利であるに越したことはないものの、化繊を用いたテック素材へと逃げたくはない。」小林氏のそんな熱量を帯びているからこそ辿り着いた、珠玉のマテリアル。ぜひご体感ください。
BRAND : AUBERGE
SEASON : 2024SS
ITEM No. : AU24S02
MATERIAL : COTTON70% 和紙30%
COLOR : BLACK
Item Size
-
-
サイズ (cm) 着丈 肩幅 身幅 袖丈 40 69.5 51 64 61 42 71.5 52 66.5 62 44 73.5 53 69 63 モデル身長 176cm 体重 62kg サイズ44着用
About “AUBERGE”
SLOWGUNデザイナー小林 学氏が、ブランド20周年を機に2018年よりスタート。
18世紀頃のフランスを起源とする、美食を堪能しながら、宿泊も可能とする宿屋=オーベルジュ。
四季折々、山海の旬の食材、土地のジビエなど、美しい風景とともに頂くフランス人好みのバカンスの楽しみ方。アイデアと経験値から生み出される食材（テキスタイル）を、手間を惜しまぬ下ごしらえ＆調理（縫製）によって思い描く『贅』を表現。
「最高の素材を卓越した技術で調理する」。そんなフレンチ・オーベルジュにインスパイアを受けた新鋭ブランドは1930〜40年代のヴィンテージを背景に、古過ぎず、新し過ぎない、心地よいプロダクトを創造。生地や縫製、各ディテールに至るまで、手間のかかるクラシカルな物作りを探求しています。
AUBERGEの商品一覧を見る