Item detail
NEST OF MANURE（ネストオブマニュア）が展開するブランド「MANURE OF DRAWERS」。
ヴィンテージの持つ長い時間の経過でしか生み得なかった輝きを
改変・改進するというアプローチで「古くて新しく、新しいけど古いモノ」へと
現代的に昇華させるALTERATION BY・・ラインの"1950-1960's French Fire Fighter Leather Jacket"です。
珍しい1950年代のフランス消防隊のレザージャケットをベースに使用。
ラベルにも記載されているGallin社は消防車から消火服までを総合的に手掛け、現在まで続くフランスの会社です。炎に強く燃える事が無く、水を含ませればさらに燃えにくい
レザーの難燃性という特性と、欧州では身近な素材であるという
ユーティリティーの高さから、特にフランスやドイツでは現在も
レザーが消防の制服に採用されています。
背中を1枚で取った贅沢な作りのしっかりした革質のレザーは
適度な厚みがありながらも柔らかく、
質感の伝わる鈍い光沢が心を揺さぶるたくましさは、純正フランス産のクロム鞣しの革である証明だと言えます。
ラウンドしたパターンの襟周りの表情は、フレンチヴィンテージならではの
独特の雰囲気が漂います。消防連隊の襟のエンブレムが全体を引き締め、渋いアクセントに。また、フランスならではのテーラードの基本に則った立体的なパターンで
仕立てられたジャケットは、プロフェッショナルの為につくられた
機能性だけではなく、フランスのエスプリ精神と美しさと力強さに溢れています。
ブラックのホーンボタンには十数層の色を塗り重ねられており、
剥がれていくと共に様々な表情を作り出します。元々貼られていたチェックのブランケットライナーを未晒しのベンタイルに
変更することで、ヴィンテージ特有の重いイメージを中和。清潔でモダンな印象と
着込まれたレザーの風合いを両立させたジャケットとして仕上がりました。英国が誇る防水防風素材のベンタイルは、
英国空軍のパイロットが撃墜などで冷たい海に投げ出された時にも、
水の浸入を防ぐとともに内部の空気を逃さず浮力を確保して、
救助を待てるようにと考えられた生地という事で知られています。
袖口とヘム、裾などライナーの端部を切り放しにしたデザインは
ジャケット全体に動きと軽さを感じさせ、着込むほどに変化する。
これからも育ててゆけるヴィンテージジャケットです。
BRAND : MANURE OF DRAWERS
MATERIAL : COWHIDE LEATHER / COTTON100%（VENTILE FABRIC）
COLOR : BLACK
Item Size
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サイズ (cm) 着丈 身幅 裄丈 2 73 51 82
About “MANURE OF DRAWERS”
「箪笥の肥やし」の直訳。 良い意味では使われない無駄を指す言葉ですが、 肥やしは豊かな恵みをもたらす糧でもあります。 誰の箪笥にもある、今は眠ったままの、なぜか手放せない愛着のあるモノ。 新たに発見した今のお気に入り。それぞれが豊かな肥やしなのです。 チープで自由な若さの象徴を求めるのではなく、 希少性を競うマニアの道を抜け出して、セピアの憧憬に染められもせず。 消費を喚起するためだけににひねり出される「最新」の 軽薄さと胡散臭さを疑い、情報に手綱を渡すことも無い。 ブランドやラベルを外した、そのもの自体の価値を見て 浮ついた自己顕示欲と虚栄心と所有欲に満たされない。 流行りやブランドや値段の多寡に惑わない 自分で選び自分で決めるスタイルを識る人へ。 流行りじゃないから廃れないもの、古いけれども古びないものを創り続けます。
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