Item detail
落ち着いた配色が冬の装いに馴染む大判マフラー"BRUSHED SCOLE STRIPE(ブラッシュドスコールストライプ)"。
ストライプ状に配されたカラーリングは、どんなスタイリングにもよく映えてくれます。男女問わず使えそうな点も魅力的。首に巻いたり、羽織るように肩から掛けてみたり。使い方によって表れる部分も変化する為、異なった印象を与えてくれるのも面白いところです。
首元にボリュームを持たせることで暖かいだけでなく、コーディネートのアクセントとしても。大判サイズを活かし、体を包み込むように羽織ったり、膝掛けとしても使えるなど、様々な場面で活躍してくれるはずです。
マテリアルにはTHE INOUE BROTHERSブランドの代名詞であるアルパカを使用。保温性や肌触りの滑らかさは言うまでもなく、キレイな発色にも大きく貢献する点も含め、改めてその品質の高さを感じることができます。
選ぶのに迷ってしまうほど豊富に揃ったカラーバリエーションは、その日の気分やコーディネートによって色違いを挿したりするのも楽しみのひとつです。
また、商品に付属する板状のタグは楠(クスノキ)を使用しています。そこにはブランドコンセプトが記載されているだけでなく、古くから「虫除けの木」として知られ、天然の防虫・消臭剤としての効果も期待できる心憎い演出も。彼らの真摯にプロダクトに向き合う実直さと、ユーモラスな人柄が表れている、粋なオマケつきです。
[アルパカとは]
南米のアンデス高原に生息するラクダ科。海抜4000メートルもの高地につき、夏は40℃、冬はー20℃にもなる、非常に厳しい環境です。そんな環境下で生き抜く為、天然素材ながらアルパカの毛は寒暖共に適応すべく、調節できる機能性を有しています。
その毛は細く柔らかい繊細な質感ですが、特筆すべきはウールの8倍ともいわれる保温性の高さ。加えて、見た目からは想像し難いほど丈夫であることから、高い評価を得ています。
[パコマルカ研究所について]
一時は品質の低下が叫ばれたこともあるアルパカ素材。その品質を伝統とともに守るべく、最新の科学技術と獣医学を基に、純血度の高いアルパカの育成活動を続ける研究機関こそ「パコマルカ研究所」です。さらに、アンデス地方の民族文化を保護・再生するサスティナブルな環境作りにも積極的で、先住民たちの生活水準を引き上げるための教育や支援も行っています。
ザ イノウエブラザーズの運命を大きく変えたのは、当時の所長であったアロンゾ・ブルゴス氏との出会い。アロンゾ氏の指導のもと、彼らは中間マージンを極力抑えることで、消費者にとってはよりリーズナブルな価格で製品を提供でき、生産者にとっても多くの利益をもたらすことができる“ダイレクトトレード”と呼ばれる流通方式を確立。アンデスの牧畜民と商品売場を直接繋ぐことで、次なる循環が生まれる。ここに至るまでもファッションブランドとして約4年間活動していた彼らでしたが、これにより目指すべき方向性が明確になりました。
MATERIAL : ALPACA100%
COLOR : BLACK×GREIGE
SIZE : W500 L2000mm
MADE IN PERU
About “THE INOUE BROTHERS”
デンマーク・コペンハーゲンで生まれ育った、井上 聡(さとる)・清史(きよし)によるファッションブランド。2004年のブランド設立以来、地球環境に大きな負荷をかけないプロダクトの製造過程、生産者に不当な労働を強いることのない"エシカル(倫理的な)ファッション"を信条としています。
SSシーズンは東日本大震災で被災した縫製工場で生産するTシャツ、AWシーズンは南米アンデス地方の先住民たちと一緒に作ったストール・マフラーや、ニットウェアを中心に展開。
2018年に出版した彼らの著書『僕たちはファッションの力で世界を変える』の中でも語られている通り、様々なプロジェクトを通じて「責任ある生産方法に対する関心」を生み出すことこそが彼らの目的。
兄の聡はコペンハーゲンを拠点にグラフィックデザイナーとして、また弟の清史はヘアデザイナーとしても活動しています。個々の活動で得た収入のほとんどをTHE INOUE BROTHERSの運営資金に充てています。
兄弟の姓を冠したブランド名には「嘘のない誠実な仕事をする」という、ふたりの決意が込められています。