Item detail

"誰にでも似合うとは限らない。癖がある。ただ似合う人にとっては病みつきになる。"

デザイナー松村氏が素直に着用したいと思えるプロダクトであり、その想いやこだわりとテクニックを詰め込んで具現化した「俺の」シリーズより"MILITARY-SLACKS（ミリタリースラックス）=俺のGUN-PAN"。

これまでにも軍パンを数型展開したものの、松村氏が残したものがこちらでした。あえて6ポケではなく、1930年代のイギリス軍グルカパンツをモデルベースに味付け。
マテリアルは経糸と緯糸の濃度差をつけ、先染めしたオリジナル素材を製作。国内でも希少な英式紡績機で作製された糸を使用しており、ベースとなる綿は2種類。経糸にはコットンを少しだけ強撚した特殊紡績単糸。糸の縮れを伸ばしながら少しずつ糸を捻る工程を繰り返し。最終工程でクリンプが戻ることで、手で紡いだような膨らみのある糸が出来上がります。また緯糸にはコットン/ヘンプ混紡糸とカード糸をmixすることで、生地に立体感が出るような細工を凝らしています。23AWはカラーごとに生地も異なるという凝りよう。こちらのブラックは、マットな質感に黒がよく映えるオックスフォード生地。最大のポイントは松村氏が悩みに悩んだ挙句辿り着いた「微墨ブラック」。真っ黒ではなく、でも本当に言われて初めて気がつくかもしれないくらいの微墨。大変残念ながら、商品掲載画像では表現しきれてないかと。ミリタリーパンツながら、どこかドレススラックスの雰囲気を残すような、落ち着いた出で立ちに仕上がりました。

特徴的なベルトループやウェストを絞るサイドアジャスターボタン、かなり深めに入ったタックが独特のルックスを生み出します。大胆なシルエットの要となる脇線はとにかくまっすぐ、ヒップは極端に寝かせました。軍パンの妙にヒップ周りが緩い感じを狙っていて、生地の余剰分をフロントで無理矢理調整した、クセになるシルエットです。他のパンツに比べてウェストサイズも大きく設計されており、ギュッとアジャストして穿くのがおすすめ。他の軍パンでは何か物足りなくなるほどの中毒性を秘めています。裾はフラシ（アンフィニッシュド）状態につき、ミリタリーパンツらしくタタキか、綺麗目にあえてダブルで上げるか。ぜひ、コーディネートの妄想を膨らましながら考えてみてください。

BRAND : MAATEE&SONS
SEASON : 2023AW
ITEM No. : MT3303-0214A
MATERIAL : COTTON90% HEMP10%
COLOR : BLACK

Item Size

サイズ (cm)	ウエスト	股上	股下	ワタリ	裾幅
1	86	29	85	40	24.5
2	90	30	85.5	41	25.5
3	94	31	86	42	26.5

モデル身長 176cm 体重 62kg サイズ2着用

About “MAATEE & SONS”

デザイナーである松村大基氏が中心となり、様々なセレクトショップや海外ブランドの黒子として活動してきたメンバーと共に2019年よりスタート。「真に愛着が持てる日常着」をコンセプトに、松村氏がこれに至るまで培ってきたドレスクロージングのテクニックやアイデアを融合。
大の大人が大真面目に良い服を提案します。

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