Item detail
22AW展示会に訪れた際、真っ先にチェックしようと考えていた品番がある。
そう、昨年全国的に大旋風を巻き起こし、弊店でも多くの難民を生んでしまった、あれ。
残念ながら、お目当ての品はラインナップされていなかった。
さて、どうにかならないものか？
考えた挙句、デザイナー小林さんに投げかけてみた。
「ウチ別注という形でkurtを作って頂くのは難しいですよね？」
22AWコレクションにラインナップされておらず、その理由も事前に聞いていた為、無理を承知で。
「やってみましょうか？」
いつもの軽やかな優しい声でご返答頂いた時は、率直に嬉しかった。
あの日持参した手土産、神戸名物「瓦せんべい」はどうやら間違いではなかったようだ。
さて、問題はここから。
そう、配色を決めることである。
とてもワクワクすると同時に、言うまでもなく商品イメージを大きく左右するポイントであるがゆえ、とてつもなく悩ましい。
そこで、ふと考えついたのが、AUBERGE 22AWラインナップに並んでいた様々なマテリアルによるOLIVE。
素材ごとに特色と幅広さを持ち合わせた、男性服には欠かせない色であり、弊店を構成する上でも必要不可欠なキーカラー。
これだ。
今回の製作にあたって、実は4種類のカラーサンプルをご提案頂いた。
そのうち一つは、朧気ながら自分の脳裏にあったものを具現化したようなカラーリング。
間違いなく思っていた通りだし、悪くない。
ただ、それが霞んで見えてしまうほどにに惹かれるカラーリングがそこにあった。
そう、まさに今回リリースするに至ったカラーリング。
一見ソリッド（無地）のように見えながら、色の出方が偏りすぎないよう工夫し、組まれたジャガード。
実はオリーブ×ターコイズ×ブラウンの3色が表面で絶妙に絡み合うMIXパターン。
色がジワっと混ざり合うことで、古着で実在しているかの様な雰囲気を醸します。
また、袖・裾リブにベタオリーブをあしらうことで、あえて配色のように仕上げました。
小林マジックにより生まれた特別なオリーブメランジカラーを"KURT OD"と名付けました。
名品KURTの魅力をより引き立てることができたのではないでしょうか。
[追記]
AUBERGE公式Youtubeの紹介動画と本掲載ページの商品について、下記の通りお問い合わせを頂きました。
●色が違う（別商品の）ように見える
→まず、結論から申し上げますと、どちらも同じ製品サンプルを用いております。
ただ、どちらかと言えば弊店webサイト掲載の色味をご参考頂いた方が、実際の製品イメージには近いかと思います。
＊なるべく実物に近い色味の再現を目指しておりますが、ご使用のブラウザ環境等によっても異なる可能性がございます。
AUBERGEの紹介動画では、どうしても画質が多少荒くなってしまっております。
こちらはあくまで小林さんがデザイナー視点での制作秘話や思いを中心に熱く語るのが主題である、とご理解ください。
BRAND : AUBERGE
SEASON : 2022AW
MATERIAL : MOHAIR10% WOOL18% ACRYLIC40% NYLON32%
COLOR : KURT OD
Item Size
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サイズ (cm) 着丈 肩幅 身幅 袖丈 40 64 49 59 58 44 70 51 63 63 モデル身長 177cm 体重 72kg サイズ44着用
＊着用に伴い、自重で少し着丈が伸びることが想定されます
About “AUBERGE”
SLOWGUNデザイナー小林 学氏が、ブランド20周年を機に2018年よりスタート。
18世紀頃のフランスを起源とする、美食を堪能しながら、宿泊も可能とする宿屋=オーベルジュ。
四季折々、山海の旬の食材、土地のジビエなど、美しい風景とともに頂くフランス人好みのバカンスの楽しみ方。アイデアと経験値から生み出される食材（テキスタイル）を、手間を惜しまぬ下ごしらえ＆調理（縫製）によって思い描く『贅』を表現。
「最高の素材を卓越した技術で調理する」。そんなフレンチ・オーベルジュにインスパイアを受けた新鋭ブランドは1930〜40年代のヴィンテージを背景に、古過ぎず、新し過ぎない、心地よいプロダクトを創造。生地や縫製、各ディテールに至るまで、手間のかかるクラシカルな物作りを探求しています。
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