Item detail
トートバッグ⇔ショルダーバッグの、2つの形状に変化する"T/S TRANSFORM BAG(トランスフォームバッグ)"。日常的な使用の中で、手間取ることなくイージーに変形できる点はとても秀逸です。
ショルダーバッグとして使用する際に生地が重なることで開口部が閉じ、大切な物も保管しやすく、これをトートバッグとして使用するとメインの収納スペースとは別層となり、買い物などで荷物が増えた場合も、しっかり区分けできるといった利便性を発揮します。
ただ変形するだけに留まらず、使い勝手の良さも同時に追求する点こそ、まさにKaILIらしさ。
また、製品の構造上、生地が2枚重ねとなりますが、この贅沢に使用される生地量だからこそ生まれるボリューム感やドレープ感は、もはやデザインの一環と言っても過言ではないでしょう。
内装はメインスペースの他に、2つのポケットが備わっただけのシンプルな構造ながら、デイリーユースであることを考慮すると十分な仕様だと考えています。
マテリアルには東レが開発した「ウルトラスエード」を使用。表面に特殊な加工を施し、樹脂加工部と立毛繊維を非連続状に配置することで、特有の光沢感とタッチが生まれます。
コーティングに厚みを加える事で摩耗強度は上がりますが、その影響により、どうしてもフェイクレザーのような質感や表情になってしまいます。そのバランスを緻密に計算することで、リアルレザーと見紛うほどのマテリアルに仕上がりました。
もちろん本革に比べて重量は軽く、耐久性にも優れます。メンテナンスもしやすいなど、レザーのデメリットとして挙げられる点が解消された点に加え、レザーでは困難であろう大胆なマテリアル使いによって、独特のドレープ感が生まれました。
MATERIAL : [SHELL]POLYESTER80% POLYURETHANE20% [LINNING]NYLON100%
COLOR : BLACK
SIZE : W340 D100 H290-460mm
*着用モデル 身長 177cm 72kg
WEIGHT : 530g
MADE IN JAPAN
About “KaILI”
「矛盾あるデザイン」をコンセプトとしている"KaILI(カイリ)"。
デザインに違和感を覚え、矛盾に気づき、考える。
その過程を楽しんでもらえるプロダクトを生み出しています。
デザイナーであり、製作者でもある山内氏は、鞄の産地として名高い兵庫・豊岡の工房で鞄作りに従事した後、地元である福岡にてブランドを創設。
デザインのみならず、ユーザビリティーに優れた仕様や高い縫製技術は、全て自社工房より生み出されています。